分譲マンションやビルの管理者様、飲食店オーナー様などですと排水管の定期清掃を行って貰った経験などがあると思います。
では一戸建ての持ち家はどうでしょう?
最近では、排水管の定期清掃というものが認知されてきており、一部のハウスメーカー様などでも新築から数年後のメンテナンス推奨事項になってまいりました。
ただ、まだまだ認知度的には低い分野の技術であるため、過去に排水管詰まりなどのトラブルを経験されていない方からは定期清掃は不用ではないか?と言われることが多いと感じます。
実際の所、私自身もトラブルが無ければ定期的な高圧洗浄は必ずしも行う必要がないと思っております。
初見の業者が、キチンと直してくれて、再発の予見もないと判断した場合はトラブルの兆候があるまで様子見でも良いと思います。
問題なのは排水管の詰まりトラブルが一度でも起きたというお宅です。
長期使用による汚れの蓄積なのか、使い方等に問題があるのか、構造に問題があるか知っておく必要があります。
使い方というのは、ご使用中のキッチンなどで詰まり予防をする為の方法が正しく実施出来ているかという事項になります。
市販のパイプ洗浄剤などは意味をなさない場合が多いばかりか、不具合が出始めてから実施すると事態を悪化させてしまう場合もあります。
各家によってメンテナンスの方法などは違ってくるため、正しい知識を持ち合わせた業者によるメンテナンスの実施と先々のアドバイスをする事が有効になります。
業者によっては単に詰まりを直すだけで終了し、アフターメンテナンスなどアドバイスは行わないという事もあります。
水道屋と高圧洗浄屋は本来は別業態ですので、高圧洗浄だけを行う業者さんは排水管の施工や構造に知識が乏しいため仕方ない面もあります。
私共、水道サポートは水道屋と排水管清掃業者を、どちらも本業としておりますので安心かと思います。
万が一、排水管などに致命的な問題が見つかり、簡単には修繕出来ないような内容の時は延命作業として高圧洗浄による詰まり抜きを選択の一つとする事が提案出来ます。
現場で良く見るのは、管の老朽化で割れている。木の根が管内に侵入している。排水勾配が悪くなっているetc
排水管が悪いと言っても直ぐに何十万の修繕工事は費用などから厳しいものがあります。
お客様が本格的な修繕に踏み切るまで時間稼ぎをする技術者という位置付けかもしれません。
もちろん、問題がない現場で初めて定期清掃を依頼されたお客様などには次回は10年先でも、トラブルが起きてからで良いですと正直に説明させて頂きます。
各家毎に排水管の施工や使用状態も違いますのでアドバイスなども必要であれば致します。
YouTubeなどで排水管清掃の動画などもありますので、ご覧になって自宅が気になるようなら最初はお試し感覚でやってみるのは良いかもしれません。